https://www.dogasoken.com/ 動画アカデミーの思想と方針 | 動画アカデミー
ビジネス動画には「型」がある。その「型」を覚えること。
動画作成における試行錯誤を低減させるには、ビジネス動画が持つ独特の「型」を覚え、その型に沿って作っていくことがもっとも妥当な方法です。当講座は動画総研株式会社の19年の動画制作経験から、それらの型を定式化し、初心者でもすぐに実践できるようなパターンに落とし込んでいます。

 

動画作成における最大のコスト、それは
「試行錯誤」の時間と労力。
ビジネス動画を作るにあたって、多くの方が陥るのが「試行錯誤の沼」です。動画編集ソフトの多彩な機能に翻弄され「これもいい」「こんなこともできるのか」と試しているうちに、多くの時間が失われてしまいます。
動画作りは、あくまでビジネスの脇役にすぎません。本業にこそもっとも多くの時間を割くべきであり、動画作成はなるべく短時間でさっさと終わらせるもの、というのがここでの考え方です。

 
 ビジネス動画は道具であり、アートではない。
かっこよくおしゃれな動画が必要なこともありますが、実はビジネス動画で使用する動画の圧倒的大多数においては、それらはさほど重要な要素ではありません。安定的な品質と信頼性、そして「伝わる構成」になっているかどうかのほうがはるかに重要です。当講座は、これらの前提に立脚した構成になっています。
 
「実戦で使う操作」に絞った制作実習。
動画編集ソフトの操作を習得するさい、最初につまづきやすいのが「何に使うのかわからない操作を目次を沿うように学ばなければならない」という状況でしょう。多くの動画作成講座が、レファレンスマニュアルのような構成になっています。
ビジネス動画アカデミーは、「セクション1」でいきなり実際の動画編集から入ります。画面の名称や操作の基本部分については、こうした実戦的な操作を覚える過程で自然に身についていきます。

2008年秋、リーマンショック発生。
ビジネス動画制作需要が激減。

リーマンショックは、動画制作だけでなくwebサイト業界や写真業界などを含めた、あらゆる「請負系の制作業界」に大きな打撃を与えました。それまで定期的に発注されていた制作業務の多くが再検討の名の下に停止され、倒産・廃業する企業が続出したのです。
当社も例外ではなく、動画制作業務が激減し「このままでは会社の存続はおぼつかない」という状態になります。何らかの事業転換が必要でした。

やがて動画制作は各社が自社内で行うようになる。
「ならばそのノウハウを提供する事業をやろう」。

これからは動画がマーケティングや販売促進の中心になる、とこの段階で予想はしていましたが、YouTubeも現在ほどには試聴されておらず、どんな形でそうなるのかはわかっていませんでした。
いっぽうweb制作など先行する業界では、WordPressなどのツールで内製化することが好まれるようになっており、いずれ動画制作もそのようになっていくだろう、とわれわれは考えました。それなら、動画制作を自社内で行えるノウハウを分かりやすい形にして提供しよう、ということに。
そのときは比較的短期間で形にできるだろう、と考えていたのですが、それはとんでもない間違いだったのです

動画作成講座の開始は2009年。
そこから長い長い試行錯誤の日々が始まった。

2009年終盤には、なんとか最初の動画作成講座である「自分で作れるビジネス動画」をリリース。オンラインではなくDVDパッケージでの講座でした。
開発にはかなりの検討と時間をかけ、われわれとしてはベストを尽くしたつもりでしたが、結果は芳しくなく、購入者からも「内容がわかりにくい」というご意見を多数いただくことに。動画作成ノウハウそのものよりも、初心者でも無理なく覚えられるようにするにはどうしたらいいか、という部分での再検討が必要だったのです。
ここから、動画総研株式会社の長い長い試行錯誤が始まることになりました。

転機は2013年の「中小企業総合展」。
来場者から多くのご意見をいただき「これだ」と方向性が決まった。

講座内容を改善してはパッケージの刷り直し、の繰り返しで、そのコストも無視できない中、経済産業省主催の展示会「中小企業総合展」に出展する機会を得ました。当初はDVD講座パッケージを売りまくるぞ、という魂胆だったのですが、意図に反し、来場者の方々との意見交換がその展示会の最大の成果となりました。
動画販促に興味を持つ企業は多かったものの「作成に時間がかかりすぎる」ことがネックとなり、途中で断念された方が多かったのです。そして時間がかかっていたことの主要な原因は「試行錯誤」でした。試行錯誤しなくてもいい動画作成ノウハウの構築。これこそがビジネス動画作成に必要なスキルなのだ、と気づいた瞬間でした。

コロナ禍の2020年から2年の開発を経て、
DVDパッケージ販売からeラーニング事業へ。

さらには2020年1月から現在に至るコロナ禍のなかで、オンライン会議やオンライン講座が主流となっていきました。DVDパッケージ販売は、頻繁な内容のアップデートや新しい情報提供に適した形とは言えませんでした。何よりHDが標準となった昨今、DVD画質ではうまく伝えられない要素も多くなっています。
そこで2022年4月、いままでの DVDパッケージ販売から、オンラインでのeラーニング講座への切り替えを行うことになりました。それとともに、WindowsとMacのどちらでも使えるよう、対象ソフトウエアを増やしました。

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これが「動画総研の動画アカデミー」の14年にわたる開発経緯です。今後ともよろしくお願い申し上げます。